〜ご案内〜
不安症の患者さんを対象とした
《オンライン・マインドフルネス教室》
不安症の患者さんを対象とした
《オンライン・マインドフルネス教室》
当教室は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究事業として、
不安症(パニック症・広場恐怖症・社交不安症)の方を対象に開催いたします。
※定員に達しましたため、募集を終了させていただきました。
瞑想やヨガの手法を応用したマインドフルネスは、うつ症状や不安症状など、ストレスによる諸症状の改善効果が確認されています。当研究室でも、これまでに不安症の患者様を対象としたマインドフルネス認知療法の研究を行い、その効果を実証してまいりました。
この度、さらに長期的な実践による効果検証を行うこととなり、当マインドフルネス教室はその研究の一環となります。ご参加の皆様にとっても、心の健康に役立つプログラムになると考えています。
慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室
慶應義塾大学ストレス研究センター
佐渡充洋(研究代表者)
教室の概要
日程:全9回(オリエンテーション1回を含む)
2021年 1/7, 1/14, 1/21, 1/28
2/4, 2/11(祝), 2/18, 2/25, 3/4
毎週木曜日
(その後、フォローアップ期間あり)
時間:19:00〜21:00
実施方法:オンライン
Web会議システムZoom使用予定
費用:無料
1回2000円程度の謝礼をお支払いいたします。また、参加費はかかりませんがテキスト(約3000円)をご購入いただきます。
参加条件
以下の参加条件を満たす方
- 20-65歳以下であること
- パニック症、広場恐怖症、社交不安症のいずれかの診断を満たすこと
- 薬の治療を4週間以上受けていること
- 慶應義塾大学病院でのスクリーニング診察の受診が可能であること
- 研究期間中、慶應義塾大学病院への通院が数回可能な方
- ご自宅でウェブ会議システムを使用することが可能な方
- 基本的に毎回参加が可能であること
- 過去に8週間以上のマインドフルネスのプログラムに参加したことがない方
- 毎日のホームワーク(瞑想を含み、所要時間30〜60分程度)への取り組みが可能な方
ご応募から参加確定までの流れ
① 次項の応募フォーム(またはメール)でご応募ください。
② 事務局より数日以内にメールでご連絡いたします。
③ スクリーニング面談(2回)を受けていただきます。
1回目:ウェブでの面談
2回目:慶應義塾大学病院での受診
詳細はメールにてご確認ください。
④ 面談結果でご参加の可否を決めさせていただきます。
面談の結果によっては、ご参加いただけない場合もありますことをご了承ください。
お申し込み方法
申し込みフォームよりお申し込みください。
《申し込みフォーム》
お問い合わせは、keio.mindful@gmail.comまでご連絡ください。事務局より数日以内に返信いたします。
慶應義塾大学ストレス研究センターでは、様々な方を対象にマインドフルネス教室を実施してまいりました。
※今回はオンラインでの実施となります。
参加いただいた方の声
マインドフルネスを学んでから、自分がイライラしている時や悲しい時、自分の心身に変化を感じた時に、自分の状態を客観視できるようになりました。「こう感じるのは当たり前だし仕方がない」と、自然に気持ちがおさまるのを待てるようになったと思います。
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瞑想は生活の一部になり、ほぼ定着しました。日常の何気ない動きの時、自分の身体に目を向けると、肩に力が入っていたり、歯を食い縛っていたり、身体のどこかに力が入っていることに気が付くようになりました。力が入っていることは不安を感じる気持ちよりも先に起こる身体の緊張だと気づき、その時は不安を感じていなくても呼吸を整え一度リセットさせています。
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パニック発作が起きても以前のように慌てすぎることはほぼありません。不安や恐怖を客観的に見つめて呼吸に集中し、大丈夫だよと暴れている馬をあやす感じです。全体的に自分を追い込まず優しく接し、良い意味で「いい加減」になれたような気がしています。
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夜に犬と散歩している時、歩きながら体の感覚を確かめます。風が顔に当たり、髪が後ろへとなびいていく時、マインドフルネス教室で学んだ「雲が頭の上を流れていくように、状況は変わっていく」ということを思い出します。この風のように、今自分自身が直面する悩みや問題も過ぎ去っていくと考えるようになりました。