認知症の社会的コストSocietal cost of dementia

認知症の問題は、当事者やその家族だけでなく、社会全体の問題です。急速な高齢化が進むわが国では、認知症患者の急速な増加が予測されています。しかし、それが社会にどの程度のインパクトがあるのかといったことについては、まだよくわかっていないのが実情です。そうした状況を踏まえ、当センターの佐渡充洋医師と厚生労働科学研究の共同研究グループは、認知症の社会的費用を推計し、年間約 14.5 兆円(医療費:1.9 兆円、介護費:6.4 兆円、インフォーマルケアコスト:6.2 兆円)に上る可能性があることを明らかにしました。

報告書全文はこちら→2014年度認知症社会的コスト総括分担報告書(14.3MB)

報告書サマリーはこちら→2014年度認知症社会的コストサマリー