不安障害の患者さんへのマインドフルネス認知療法の効果を実証した英語論文がアクセプトされました。

第112回日本精神神経学会学術総会(2016年6月千葉)で発表し、優秀発表賞をいただいた不安障害の患者さんへのマインドフルネス認知療法の介入研究が、この度、英語論文がPsychiatry and Clinical Neurosciences誌にアクセプトされました。我々の知る限り、マインドフルネス関連のRCT(無作為割り付け研究)としては日本で初めての英語論文となります。

 

 

以下が概要となります。

 

この研究では、パニック障害・広場恐怖または社交不安の診断を満たす患者さんを対象者としました。マインドフルネス認知療法を実施する群(20名)と実施しない群(20名)に無作為に割り付けたところ、実施群が実施しない群に比べて、不安症状の有意な改善を認めました。
しかし、本研究は介入開始後8週間の時点の結果のため、長期的に効果が持続するかどうかは明らかではありません。こうした点は今後の研究の課題になります。
 

こちらよりご覧いただけます。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.1111/pcn.12960