第42回 慶應産業精神保健カンファレンス開催のお知らせ
第42回 慶應産業精神保健カンファレンスを下記の日程で開催いたします。
ご多忙のこととは存じますが、ふるってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、当カンファレンスは臨床業務に携わる方を参加対象とさせていただいております。
初めてカンファレンスにご参加いただくには、事前登録をお願いしておりますので、
ご氏名、ご所属(職種)をカンファレンス事務局(keioomhc@gmail.com)までお知らせください。
登録完了後、事務局よりご連絡いたします。
【第42回 慶應産業精神保健カンファレンス】
日時: 2019年6月26日(水)19:00-21:00
講演: 建築デザインや環境の側面から認知症になっても暮らしやすい社会の実現を考える
演者: 慶應義塾大学ストレス研究センター 佐渡充洋 医師
内容: 認知症に対する医学的なモデルでは、疾患の発症・進展予防を基本的なアプローチとして
考えます。この視点が重要であることは間違いありません。一方で、未だ根本的な治療法が
確立されておらず、多くの方が認知機能が低下する中での生活を余儀なくされているのも
事実です。こうしたなか、建築デザインなどの工夫で低下した認知機能を補い、それによって
もたらされる「生活上の困難さ」の改善を図ろうという取り組みが近年うまれてきています。
先日、こうした領域の研究のメッカであるスターリン大学(スコットランド)を訪問する
機会をいただきましたので、そのときの体験を中心にお話をしたいと思います。
また時間があれば、演者がこれまで関わってきた認知機能トレーニングの生活自立度への
影響についてもお話をいたします。