カンファレンスレポート「精神科スタッフに対するオープンダイアローグトレーニングの効果検証研究の実施可能性を検証する」
2025年7月14日にマインドフルネス&ストレス研究センターカンファレンスをオンラインで開催しました。
今回はマインドフルネス&ストレス研究センター所属の山田成志特任助教が、「精神科スタッフに対するオープンダイアローグトレーニングの効果検証研究の実施可能性を検証する」というテーマで講演しました。オープンダイアローグ(OD)は、フィンランド・ケロプダス病院を発祥とする、対話を中心にした精神的危機への支援アプローチです。講演では、ODの背景理論や治療ミーティングの実際、作用機序、そして現代精神医学との接続可能性に至るまで、多角的な視点からの解説が行われました。後半では、OD導入トレーニングの実施可能性を検証する単群介入前後比較試験の暫定結果が報告され、その意義についてディスカッションされました。講演後には活発な質疑応答が交わされ、盛会となりました。