論文掲載のお知らせ『 Psychology Research and Behavior Management 』20 July 2023
「健常者を対象としたマインドフルネス認知療法の費用対効果研究」がPsychology Research and Behavior Managementに掲載されました(筆頭著者:永岡麻貴)。
健常者に対するマインドフルネス認知療法の費用対効果を、費用効用分析と費用便益分析によって評価した論文です。費用効用分析の結果から、マインドフルネス認知療法は費用対効果が高い可能性が示唆されました。費用便益分析の結果からは、マインドフルネス認知療法は労働生産性を高めるとともに、雇用者にとって中~高程度の正の便益がある可能性が示唆されました。しかし、労働生産性の改善額については有意差が認められませんでした。
これは、サンプル数の小ささが特に関係していると考えられます。今後より大きなサンプル数で研究が望まれます。
論文は以下からご覧いただけます。
Economic Evaluation Alongside a Randomized Controlled Trial of Mindfulness-Based Cognitive Therapy in Healthy Adults
Maki Nagaoka, Akihiro Koreki, Teppei Kosugi, Akira Ninomiya, Masaru Mimura, Mitsuhiro Sado.
Psychol Res Behav Manag. 2023 Jul 20:16:2767-2785. doi: 10.2147/PRBM.S406347. eCollection 2023.
PMID: 37492861 PMCID: PMC10364820
ぜひご一読ください。