『第24回日本認知療法・認知行動療法学会』学会参加のご報告

7月19日(金)〜21日(日)、福岡で開催された「第24回日本認知療法・認知行動療法学会」に参加いたしました。「日本不安症学会」との合同開催となった当学会における所員それぞれの発表についてご報告します。
 

 
シンポジウム『CBTにおける「認知」と「行動」』では、佐渡充洋が『二重プロセス理論からみるマインドフルネス認知療法における意識化(気づき)』のタイトルで講演し、各領域の第一人者の先生方と討論する大変貴重な機会となりました。
 

 
シンポジウム『不安の受容~森田療法とマインドフルネス療法の観点から~』では、二宮朗が 『不安の受容~マインドフルネス療法の観点から~』のタイトルで講演し、それぞれの精神療法の立場から、示唆に富んだ議論が交わされました。
 

 
ポスターセッションでは、後藤菜穂が『マインドフルネスの継続を支援するウェブサイトの作成および運用の可能性に関する探索的検証』の演題で発表いたしました。多様な研究テーマが並ぶ会場で、活発に意見交換が行われる貴重な機会となりました。
 

 
最終日は、佐渡、永岡、山田、佐々木、二宮、朴らが『マインドフルネス認知療法―脱中心化に理論と実践の両面からアプローチする―』のタイトルでワークショップを行いました。MBCTの概念の解説、瞑想の実践のほか、Inquiry(参加者がその体験をインストラクターとやりとりするもの)の要点について、解説とロールプレイを織り交ぜて展開しました。参加者とのディスカッションなど、大変意義深い時間となりました。